【Days】テーマは家族の音ー池田諒さん


働きながら子育て中のパパママをクローズアップし、子育てに対する姿勢や日々の生活などをインタビューするコーナー「Days」スタートです。さあ、隣の子育て風景はどんな感じでしょうか?

記念すべき第1回目のゲストは、最近、家族の音をテーマに自らの楽曲をリリースされたバンドマンパパ「 池田諒(りょう) 」さんです。池田さんは、大学時代に結婚をし、現在23歳にして2児のパパ。どんなお話しがお伺いできるのかお楽しみに!それではインタビュースタートです。

池田諒さんソロプロジェクト
【おのれでおどれ】→ http://soundcloud.com/ryo-ikeda
CD発売場所:【松本】瓦レコード【長野】アンテナ、ロジェ、ナノグラフィカ、ネホンホール

池田さんは、学生時代から5年ほどslumというバンドで活動されていますが、今回はソロ名義「おのれでおどれ」で家族をテーマにしたCDをリリースされたんですよね。まずは、そういった音源を作ろうと思ったきっかけを教えて下さい。

音楽関係の知人から、音楽をやっているならそれでお金を生み出すのが一番良いのでは、とアドバイスを受けたんです。家族といる時間を犠牲にしてまで音楽をやっているのだから何かをうみださなければ。で、作品にしてみようかと。少し前まで、家族もバンドもどっちも思い切ってやれていないことで両者に迷惑をかけていることが嫌で、迷ったり葛藤したりする日々が続いていました。沢山考えて、じゃあどっちも本気でやってみよう!という結論に達し、出した答えが、このCD。日常の家族の風景が音として形になったという感じです。

家族の温かみが出ている心地の良い音だと感じました。制作には家族全員が参加しているんですか?
奥さんは歌ってくれたり、歌詞を書いてくれている作品もあります。日常の生活音に関しては、改まって録音したものではなく、襖越しに子供達が遊んでいるところをそっと録音しました。とても自然な姿の生活の中で響く音です。

奥さんのバックアップもあったんですね。日頃のバンド活動にも協力的なのですか?
とても理解があると思います。きっと育った環境もあるのかもしれません。というのも奥さんの父親は、クラフトフェアまつもとの実行委員長を努めたり、今も現役で表現者としての活動もしている。音楽やいろいろなことに関してとても活動的な人なんです。そういった父親に連れられて奥さんは小さい頃から多様な文化に触れてきた人。なので、表現者の活動にとても理解があるんです。

なるほど、池田さんにぴったりな奥さんですね。それでは音楽に関して家族を持つ前と後ではなにか変化がありましたか?
子供が生まれた事にはとても影響を受けましたね。それが自分の作る音楽に全て消化できプラスに作用している。ささいなことですが、僕が歌えば子供も歌ってくれる、そういう反応がすごく嬉しいし、自分ができることって音楽しか無いんだなとつくづく実感します。

“生活”と“やりたいこと”を両立させることは特に子育て中は困難なことが多いかと思いますが、そのあたりはどうですか?
単純に時間が足りない、もっと時間が欲しいと思う事はあります。それでも、楽しい事は楽しい、だから続けていきたい。とてもシンプルです。そう思えるまでには、いくつもの葛藤もあったし、家族に迷惑もかけてきました。それでも、続けることが一番かっこいいと思う。
子供はどんどん成長するし、ちょっとずつ奥さんにも息抜きできる時間を作れるようにもなってきました。そのバランスですよね。
だから今は、やれることをまずやる。夜勤明けでもライブしますよ!出来る時間に出来る事を。

来年からは奥さんの地元でもある大町市美麻へ引っ越す予定があるんですよね?
美麻は、小学校と中学校が一貫なんです。小中学校と呼ばれていて、1〜9年生が同じ校舎に通い、同じ食堂を使いみんながそこで顔を合わす。面白いですよね、そういうところに魅力を感じますし、なによりそんな環境で育って来た奥さんが楽しそうに昔の事を話す。奥さんを見ていても、子供をのびのび育てるのには非常に良い環境なんじゃないかと思い移住を決めました。

近くには先ほどのアクティブな義父さんがいらっしゃるんですよね、お互い良い影響を受け合えそうですね。
楽しみです。お互いの子供を預けたり預かったり、近くに子育てのプロがいるというのも心強いです。

将来のビジョンはありますか?
もう少し大きくなったら子供と一緒にライブに出たいですね。
正直、最初に妊娠が分かった時は学生だったし少しびびった自分もいました。けれど、奥さんが妊娠した事に対しすごく嬉しそうな顔をしていたんです。
そんな顔を見て別れたくない!と、そして今があるわけですが、結婚して良かった。良いお嫁さんをもらい幸せだなと思います。
いつも自分が活動できているのは奥さんのサポートがあってのこと。まだまだ本当の意味で大事にしてるとは言い切れない、だから頑張らないと。

それでは最後に、同世代のパパママに一言メッセージを。
なるようになります!お金がなくても子は育ちます。

池田さん、ありがとうございました。

【編集後記】
取材中、何度となく耳にした奥さんへの感謝の言葉。池田さんの言葉には家族への愛があふれていました。
大変な事は?と質問しても、「うーん、それが当たり前ですからね」と、ありのままの“今”を受け入れる姿勢。そこには、家族を持つ強さ、そして、やりたいことを持っている人の強さが伺えました。“言葉にすると安いけど”と安易な表現を好まないのは、きっとたくさんの思考に裏打ちされた“今”だから、なのかなとも。
子育ての日々にマッタはありません。そういった時間軸の中で自分自身のアイデンティティを保つことは時に難しく感じることもあります。それでも、どんな時にも自分の中に軸があればブレずに過ごせるものなのかもしれませんね。池田さんには、音楽という軸、その中でも“創作”が好きだという明確なものがある。
やりたいことをやれずに悶々としていると、社会のせい、人のせいと周りに目がいってしまいがち。でも、そんな時こそまずは「己」の中をのぞいてみるべきなのかも。
自分がやっていて心から“楽しい”と思えること、それは親になったからといって、手放す必要なんて全くなく、むしろ握りしめるべき。そういった姿をきっと子供はちゃんと見てくれている、そんな思いになった取材でした。

【おのれでおどれ】2作目も制作準備中とのこと。次はどんな音が奏でられるのか楽しみにしています。


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